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相続税の計算シミュレーションが簡単にできるアプリ3選

「相続税ってどのような場合に発生するの?」

「相続税の計算はどのようにおこなわれるの?」

「相続税の申告は必要なのか?」

相続については多くの方が上記のような悩みを抱えるケースがほとんどなのではないでしょうか。相続税は相続財産や相続人の数などによって申告が必要であるかどうかを判断します。しかし、相続税の申告については様々なルールに従いながらおこなう必要があり、素人がおこなうことは非常に困難であるといえます。

そこで今回は、相続税の基礎的な部分の解説をはじめ、無料アプリをなどを利用したシミュレーションアプリを紹介していきます。

相続税とは

相続税とは亡くなった親族などが所有していた財産を引き継いだ(相続した)場合に発生する税金であり、受け取った財産の種類や金額によって税額が決定します。相続税は財産を相続した場合に必ず発生する訳ではなく、場合によっては相続税が発生しない場合もあります。そのため、

相続税申告の第一歩
  • 相続税の申告が必要であるかどうか
  • 相続税を納める必要があるのかどうか
などを確認することが重要であり、相続税の申告手続きの第一歩となります。

相続税の申告が必要な人はどんな人

相続によって財産を取得した人の相続財産の合計額が一定額を超える場合は、相続税の申告が必要になります。相続税の申告が必要かどうかの判断基準となる一定額については「遺産に係る基礎控除額」といい、具体的に次の計算式で計算することができます。

たとえば
  • 遺産総額:4,500万円
  • 法定相続人:3名

である場合、遺産に係る基礎控除額は4,800万円となり、遺産総額の4,500万円を上回っているため、相続税の申告は不要ということになります。

ただし、相続税には様々な特例があり、特例などを適用することで遺産総額が基礎控除額を下回るような場合には、相続税の申告が必要な場合があるため注意が必要です。

相続税の申告はいつまでにおこなう?

相続税の申告期限については、亡くなったことを知った日から10カ月以内と定められています。

たとえば
1月7日に死亡した場合における申告期限は同年11月7日となります。

なお、申告期限の日が土曜日や日曜日、祝日などの場合はその日の翌日が申告期限日となります。また、相続の申告は死亡した人の死亡時における住所を所轄する税務署となっており、

  • 申告期限までに申告を行わなかった場合
  • 実際の金額よりも少ない金額で申告した場合

などの場合は、加算税や延滞税が発生する可能性があるため、必ず申告期限内に適切な内容の申告をおこなわなければなりません。

相続税がかかる財産はどのようなものがある?

相続税がかかる財産は大きく分けて2つに区分され、「本来の相続財産」と「みなし相続財産他」に区分されます。本来の相続財産とは、死亡した人が生前所有していた財産のうち、金銭として見積もることができるすべての経済的価値のあるもののことをいいます。

具体的には次のような財産が本来の相続財産に該当します。

相続財産の種類
  • 現金
  • 預貯金
  • 有価証券
  • 宝石や骨董
  • 土地や家屋
  • 貸付金
  • 特許権や著作権

みなし相続財産とは民法上、相続財産とはされていないが、相続税を計算する際に相続財産とみなされる財産のことをいいます。

具体的に次のような財産がみなし相続財産に該当します。

みなし相続財産の種類
  • 生命保険契約に関する権利
  • 定期金の権利
  • 死亡退職金

相続税は簡単に計算できる?

相続税の計算は決して簡単なものではありませんが、誰でも簡単に試算することは可能です。相続税の計算の流れは大きく分けて下記の5つのステップでおこなわれます。

相続税の計算の流れ
  1. 相続財産の総額を集計する
  2. 基礎控除額と相続財産の総額を比較し、申告義務の判定をおこなう
  3. 課税される相続財産を法定相続分で分割し、相続税の総額を計算する
  4. 実際の相続割合に応じて相続税総額を按分する
  5. 税額控除の有無を確認し、最終的な納税額を算出する

全体像を見ると簡単に計算ができそうに見えますが、実務においては相続財産ごとに定められた方法で金銭価値に評価する作業があることや、特例や税額控除といった専門知識を必要とすることから、素人が簡単に計算できるものではありません。

しかし、相続税の申告が必要であるかの判断や、概算額での試算などについてはウェブサイトやスマートフォンアプリを活用することで、誰でも簡単におこなうことができます。

相続税の計算シミュレーションができるアプリ3選

相続税の節税対策については「いかに早くから行動できるか」ということが非常に重要になります。そのため、アプリなどを活用し概算の金額だけでも把握することは、相続税対策の第一歩として非常に有効であるといえます。

ここでは相続税の計算をおこなうことができるアプリを3つ紹介します。

アプリ① かんたん相続診断

簡単相続診断の特徴
  • 質問形式の項目に回答することで相続人を確定することができる
  • 項目ごとに財産の金額を入力することができる
  • 相続人ごとの納税負担額を計算することができる

その他にも納税力度や、将来の相続における親族間で争いなどが生じるリスクの度合いなども知ることができます。

納税力度では相続税額に対して現金化することができる金融資産などが、いくらぐらいあるのかなどを知ることができます。そして、親族間における相続争いを避けるための遺産分割のポイントなどのアドバイスを受けることもできます。

アプリ② かんたん相続シミュレーション

簡単相続シミュレーションは家族構成を入力することで、法定相続人を自動で判別することができ、財産額を入力することで相続税額をシミュレーションすることができます。

その他にも相続の基礎知識コンテンツが設けられているため、相続に関する用語や遺言に関する情報が充実しています。また、シミュレーション結果はスマートフォン端末に保存することができるため、いつでもシミュレーションの再計算をおこなうことができ、シミュレーション結果をメールで送信することも可能です。ただし、相続人ごとの納税負担額を計算することはできません。

アプリ③ 税理士事務所がつくった相続税シミュレーション

税理士がつくった相続税シミュレーションは家族構成と財産額を入力することで、相続税額の概算額をシミュレーションすることができます。

画面構成はシンプルなものとなっていますが、財産の種類ごとの入力箇所や家族構成画面などは、上記の2つのアプリに比べると見づらくなっています。ひとまず相続税額を大まかに計算してみたいという方におすすめです。

まとめ

相続税の計算は大まかであればアプリを用いることによって計算することができるため、

「相続税が発生しそうなのか」

「相続税の申告義務はあるのだろうか」

といった初期段階の判断資料としては非常に有効であるといえます。

相続については納税額を確保する必要がある場合や、遺産分割における親族間でのトラブルなどが発生する場合もあるため、なるべく早めに行動しておくことが重要になります。そのような場合にシミュレーションアプリを活用することで、生前から親族間で話し合うことができるため、まずはシミュレーションから始めてみてはいかがでしょうか。

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ABOUT US
税理士 友野祐司
税理士法人レガシィ勤務を経て2011年に響き税理士法人に入社、相続税専門の税理士として、横浜を中心に相続税申告のサポートをを行っています。どこよりも、素早い対応を心がけておりますので、少しでも相続税に関して、不安や疑問がありましたらお気軽にご相談ください。